今は少し荷物待ち

またしばらくブログが停滞
明日からの展示会(コレクション)の準備で年末の休み明け以降はまたバタバタと。

「会員制の洋服屋」というなんともヘンテコな店にシフトしてからしばらくが経ちますが、おかげさまで上限153名という規定枠が残り「2枠」となりました。(初年度の最初のうちは上限が100でした)

最長でも(経営破綻やその他の理由で短くなる可能性は大いに有り得るけど)
2025年 7月末でこの店はクローズします。

残り3枠くらいからなぜかだいぶ停滞していて、、、これで残り2枠。
まぁ、意外とあと1枠とかになると埋まるかもですがこのラスト2枠がなかなか埋まるかどうか?
みたいな。
現在ご加入の方の多くで8割くらいは以前からのお客様だと思うので、僕なりの考えというかこの会員制というヘンテコ具合についても割とイメージを共有しやすかったのだと思っている。
2割くらいの全くのご新規の方に関しては以前のショップの在り方や僕という人間性も含めてきっと不安もあって(たぶん現在もそういう感じで加入を悩んで居る方も居ると思う)なかなか・・・。
まぁそりゃそーだと。

世の中はインターネットなんてのが普及して大きく開けて(拓けて)きた。
つまりグローバルってやつです。
とあるお客さんが言ってくれたのは「ウラノさんは反グローバルだから」って。

(笑)

意図的に「反」へ向かっているのではなく(そんなに利口じゃない)単に結果としてそうなっただけ。

正直言えば疲れちゃったんだよね。
知らない方へ商品、モノを売ることに。
そんなのが洋服屋としてある意味では間違っていることは分かっているけど。
でも、正義も悪も、正解も不正解も、(法の遵守は大切として)好きも嫌いも。
自分が決めていいと思っている。
自分が責任を負える範囲であれば。

僕で言えば僕自身がそれをどう捉えるか。
そして一応(それはかなり曖昧な意味での一応と呼べる)「イタウ部長」(唯一であり最初で最後の俺の部下、マネージャー的存在)のお給料が払えるかどうか。
僕が負っている責任ってそういうこと。

で、会員制にして「買ってもらえる方を限定すること」でゆっくりとじっくりとやっていけると思っていた。
ところがどっこいそれはちょっと誤算であった。

・・・

前よか忙しい・・・

まぁありがたいことです。

以前よりも買い物をしてくださる方の絶対数は当然ながら減りましたが、その分多くの方と以前よりも親密(と、僕は感じてる)にお付き合いをさせて頂けているので日々のやりとり、1回の買い物ひとつとっても以前の倍以上の時間を掛けれていると思う。
結果以前よりも時間は足りなくなっているのが現状。(=忙しくなったけどお金の残り具合は昔と変わらず瀕死です)
もちろん Youtube でのライブや以前よりもより少しでもモノの良さが伝わるように商品紹介をする心づもりにしているせいもあるだろうけど。

というわけで「残りは2枠です」
7月末までに埋まるかどうか?
それも分からないけど。
もしご興味あればご質問など含めてお待ちしております。

 

で、会員様へ向けてどんなことをしているのかの話に少しだけ繋がること。

* これをお読みの会員の方は必ず昨日配信させて頂いたメルマガをチェックしてくださいね

昨日の夜に必死必死で「会員専用ブログ」の更新と会員様のみへ向けたメルマガを発行しました。
そちらでは200枚を超える写真と約10000文字の商品説明で週末に開催予定の Thee Old Circus の春夏展示会のことを記載しました。(明日土曜日の夜には会員限定でのライブもあります)

一般的に市販されている文庫本の総文字数が10万文字と言われているので、イメージで言うと文庫本の 1/10 ということになりますね。
そんな文字数をほぼ1日(というか完全に1日ですが)でタイプライトしましたので、一晩寝たあとの今日でもまだ腕と指が痛いです。(ちなみにここまでの文章で1400文字程度なのでこれの7倍くらいの量ですね)

会員になってもらわないとその内容が分からないのでどうしても不安にはなりますよね。
かと言って「会員だとお得ですよ〜」ってことでもない。
別に人目を引きたくてこういうスタンスにしたわけでもないし。

自分がやりたい在るべき姿。
これでダメなら諦めもつく。
出来るだけそういう悔いのない洋服屋人生で在りたいと思っています。

 

最後に

洋服屋ってなんだかちょっと特殊で特別な仕事にみられがち。
まぁ大抵ブログも含めて遊びに来てくれている方々が洋服ってものが好きだからそう見えるだけ。
全然普通です。(まぁ普通って定義が曖昧ですが)
道路工事の人と同じ、商社の営業マンと同じ。
プライド持って苦しさも楽しみながら仕事しているかどうかだと思っています。
望むか望まないかに関わらず、道は自由選択だと僕は思っている。
僕だって最初は自分でこの道(未知)を目指したわけではない。
偶然行く宛がなくて拾われた先が洋服屋だっただけのこと。
あとづけで好きになり、仕事が命を掛ける対象になった。
嫌なら辞める選択もまた自由。(その責任が負えるなら)

今は楽しい。
心から。
限られた時間だからかもしれない。

ラスト3年とすこし
楽しみながらいけたらいいなと思います。

— 2115文字

 

 

Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.